東日本大震災に対する本学の取り組み
2016年度 震災から6年、新たな交流のスタート
2017/05/15
トピックス
OVERVIEW
本学では、2011年4月に東日本大震災復興支援本部を設置し、全学的な連携・協力の下、東北の被災地域での支援・交流活動を続けています。
特に、震災以前の2003年から交流のある岩手県陸前高田市を重点支援地域に指定しており、2016年度も多くの学生・教職員が同市を訪れました。今年4月には、陸前高田市・岩手大学との協働で「陸前高田グローバルキャンパス」を開設し、「立教大学陸前高田サテライト」の新たな取り組みもスタートしました。2016年度、陸前高田市での活動をご報告いたします。
6月18・19日 スタディツアー
国内学生7名とカナダ・ドイツ・シンガポール・フランス・中国からの留学生(特別外国人留学生含む)17名が参加。初日・2日目とも、現地コーディネーターの方と共に市内を視察した後、意見交換や地域住民の方と交流を行いました。
7月3日 第5回 野球教室 @陸前高田
体育会野球部員24名が参加し、市内3つの中学から参加した58名の野球部員に対し、守備・バッティングなどの技術指導を行いました。ピッチング・バッティング等の模範プレーも披露。甲子園出場の部員も多く参加しており、特に、2017年に埼玉西武ライオンズに入団の田村伊知郎投手の投球スピードと迫力には、中学生のみならず、周りの観衆からも大きな歓声が上がりました。
11月6日 第4回 バレーボール教室 @陸前高田
男子・女子バレーボール部員43名が参加し、市内の小学生バレーチーム8チーム84名の児童と共に、スパイク・サーブ練習や、大学生・小学生混合チームによるゲーム形式での練習を行いました。今年度は初めて男子チームが参加し、これまで以上に盛り上がったバレーボール教室となりました。
11月 若手職員研修
本学職員の2年目研修として、陸前高田市での研修を毎年行っています。
2016年度は8名が参加し、2泊3日の滞在の中で、市内視察や地元の方との交流を行うほか、戸羽太陸前高田市長による講義を受けました。2泊目は昨年度に引き続き行った民泊を通してより地域に密接した暮らしを経験し、「共に生きる」を具現化する機会となりました。
2016年度は8名が参加し、2泊3日の滞在の中で、市内視察や地元の方との交流を行うほか、戸羽太陸前高田市長による講義を受けました。2泊目は昨年度に引き続き行った民泊を通してより地域に密接した暮らしを経験し、「共に生きる」を具現化する機会となりました。
〈立教大学陸前高田サテライト開設に向けて〉
立教大学陸前高田サテライト及び陸前高田グローバルキャンパス開設記念公開講演会 池上彰「グローバル社会を生きる」
2月25日、陸前高田市コミュニティホールにて、開催しました。
地元の高田高校、大船渡高校、住田高校の生徒100名と抽選に当選した地元の方々約300名で会場は満員となりました。池上彰客員教授は、最初に「市の現状を見させていただきました。実際に足を運んだからこそ見えてくることがある」と語りかけました。講演では、世界の情勢を分かりやすく紹介され、来場者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
地元の高田高校、大船渡高校、住田高校の生徒100名と抽選に当選した地元の方々約300名で会場は満員となりました。池上彰客員教授は、最初に「市の現状を見させていただきました。実際に足を運んだからこそ見えてくることがある」と語りかけました。講演では、世界の情勢を分かりやすく紹介され、来場者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
4月25日、陸前高田グローバルキャンパス開設
「陸前高田市の皆さんと、立教大学の学生・教職員が、共に考え、学ぶことを通じて、復興の道を歩んでいく希望を一緒に見つけていく場所」として定着することを運営理念に掲げ、旧陸前高田市立米崎中学校の教室を一部改修し、オープンしました。「まちの未来」「防災・災害対応」「文化・暮らし」「交流」の4つのテーマのもとで、市民向け講演会や学生向けの体験学習プログラム等を展開していきます。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
※本記事は季刊「立教」240号(2017年4月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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