自分を深く知ることができる

伊藤 有寿さん(文学部史学科 2019年3月卒業)

2021/05/31

リーダーシップ教育

OVERVIEW

グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)は全学部生を対象とした、グローバルに活躍するために英語と同等に重要なリーダーシップをスキルとして身につける立教独自のリーダーシップ開発プログラムです。さまざまな学部・学年の学生が参加し、企業や団体の提示するプロジェクト課題に少人数のグループワーク形式で取り組みます。ここでは立教GLPを履修して社会で活躍する卒業生の声をご紹介します。

自分を深く知ることができる

GLPでは何度もチームメンバーからフィードバックをもらう機会があります。GLPのフィードバックは、「自分がどんな状況でどういう行動をし、それが他者にどのような影響を与えたか」という形で伝えられるので、自分の良かったところ・さらに伸ばしていけるところが分かります。だからこそ、次の行動に活かしやすいです。自分では意識していなかった言動や行動が、実はチームに大きな影響を与えていたことに気づくことができます。

私はGL101履修後、GL201、GL202と履修を進めたのですが、進めていくと出会う人が増える分、フィードバックの数も多くなります。毎回異なる壁にぶつかるので自分自身と多方面から向き合うことができました。

GLPを通して、自分が周りにどう働きかけたらより良い仕事や環境をつくることができるかを体得したため、社会に出て「もっとこうした方が良いのに」と感じたときに、伝え方を工夫しながら自分なりの提案をすることができ、仕事環境の改善に繋がっていると思います。

多様性の中でリーダーシップの発揮が求められる

学部も年齢も学校も、時には言語も違う人たちとリーダーシップという軸で繋がり刺激しあえることもGLPでしかできない経験です。

特に3年時に挑戦したSAの経験では、1クラス約20人の受講生と他クラスのSA、先生方、クライアントの方々など多様な人と協働して受講生1人1人の成長に向き合いました。自分とは異なる視点を持つ多くの人と試行錯誤する中で、本当に良いチームは異なるリーダーシップスタイルの組み合わせで作られるということに気づきました。

大学入学前は多様性の中で自分のリーダーシップを発揮することが苦手で悩んでいた私ですが、現在は某外資メーカーに就職し、多様性あふれる職場での協働を楽しんでいます。

GLPでの学びは社会に出ても必ず役に立ちます。少しでも興味を持った方にはぜひ挑戦してほしいと思います。

※SA:Student Assistant(学生アシスタント)のこと。教員と共に授業運営や受講生支援を行う。
※本記事は在学生向けに制作された2020年度立教GLPのパンフレットをもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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