【場所変更】公開講演会「極北の収容所ラーゲリより来た遺書を胸に—今を生きる人たちへ伝えたいこと—」
INFORMATION
9/13追記
【場所変更】開催場所が変更となりましたのでご注意ください。
2022年2月、ロシアがウクライナを侵略し、国内では近隣国による「有事」を想定する「空気」が覆い始めてきている。今回の講演は、アジア太平洋戦争時にシベリアに抑留され、「希望」を胸に俘虜仲間を鼓舞し続けたものの戦後ついに帰国することがかなわなかった山本幡男氏の遺児である山本顕一氏を講師として迎える。ラーゲリ(収容所)での人権を無視した冷酷極まりない捕虜生活のリアリティに想像力を働かせ、戦争と平和へのメッセージを読み取っていきたい。戦争の記憶が遠のいていく時代に、山本幡男氏の遺書に込められたメッセージから、また引揚記念日の当日、舞鶴引揚記念館とオンラインで繋ぎながら、現代に継承されるべき課題を受けとめたい。
講師
本学名誉教授
山本 顕一(やまもと けんいち)
専門はフランス文学。1935年福岡県生まれ。山本幡男氏の第一子(長男)、幼時を旧満州国大連市で過ごす。1964年3月東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学専攻博士課程満期退学。1964年4月~2001年3月まで本学一般教育部および社会学部教授。著書に『寒い国のラーゲリで父は死んだ』(バジリコ)、『フランス文学講座6・批評』(共編著、大修館書店)など多数。