第1言語としてのバイリンガリズム第18回研究会 「コードスイッチングとコードブレンディング」
INFORMATION
第1言語としてのバイリンガリズム研究会は、特に日本ではこれまで注目されることが少なかった、二つの言語をいわゆる「母語」として育つ人々の言語習得ならびに言語使用について扱う研究会であり、2009年の設立以降毎年2回の研究会を開催し、二つの言語と共に生きる人々のことばについて言語習得、言語使用、脳科学、アイデンティティ、言語教育など、様々な観点からの研究の発表の場を提供してきている。第18回の本研究会では、いわゆるバイリンガル(2つの音声言語を話す人々)におけるコードスイッチングと、バイモーダル(音声言語と手話言語の二言語使用者)におけるコードブレンディング(音声言語と手話言語の同時使用)を取り上げ、その特徴とメカニズムについてそれぞれの専門家による基調講演を行う。また、脳科学の分野の専門家を交えた討論も行い、モード(音声、手話)を超えた二言語習得・使用の本質に迫ることで複数言語の習得やその使用について考える機会を提供したい。
講演者
京都産業大学教授
難波 和彦 氏
英国カーディフ大学博士課程修了、応用言語学博士。京都産業大学外国語学部英語学科教授。著書に English-Japanese Code-switching and Formulaic Language: A Structural Approach to Bilingual Children's Interactions. (Lambert Academic Publishing.2012)、『バイリンガリズム入門』(大修館書店 2014)など。
関西学院大学非常勤講師 関西学院大学手話言語研究センター客員研究員
平 英司 氏
関西学院大学修士課程修了。関西学院大学非常勤講師、関西学院大学手話言語研究センター客員研究員
大阪市立大学教授
井狩 幸男 氏
神戸市外国語大学博士課程修了。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科言語文化学専攻教授を経て、同大学英語教育開発センター教授。著書に、『ことばと認知のしくみ』(三省堂、2007)、『バイリンガリズム入門』(大修館書店2014)など。
詳細情報
名称
内容
「均衡バイリンガルによる日英コードスイッチングの言語構造の分析」
講演者:難波 和彦 氏
2)基調講演2
「コードブレンディング:バイモーダル児の言語使用の分析」
講演者:平 英司 氏
3)講演者とのディスカッション
指定討論者:井狩 幸男 氏
4)研究発表
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 有料
参加費:1,000 円