私が立教を選んだ理由「コミュニティ福祉学部」
コミュニティ福祉学部・コミュニティ政策学科 森開 こゆき
2014/01/01
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
コミュニティ福祉学部・コミュニティ政策学科の森開こゆきさん(富山中部高等学校出身)に、立教に進学した理由を語ってもらいました。
コミュニティ福祉学部は、福祉マインドがあふれる人が集まる学部
みんなが幸せな社会を目指して
大学進学を機に、故郷である富山から東京に出ようと決めていました。大学生活は社会に出る前のステップの期間ですし、親元を離れて生活する方がずっと成長できると思ったからです。立教大学へは、オープンキャンパスではなく、普通の日に親と一緒に見学に来ました。東京のいろいろな大学を見て回ったのですが、立教大学が一番しっくりきて、「ここだ!」とほぼ直感的に決めました。キャンパスに流れている空気が、すごく良かったのです。実際は見に行った池袋ではなく、新座キャンパスに通うことになりましたが、こちらも居心地が良くて気に入っています。コミュニティ福祉学部を選んだ理由は、高校生の時の倫理の授業で、幸せについて考えたことがきっかけです。みんなが平等に、幸せを感じながら暮らせる社会ってどういうものだろう、と考えた時に、福祉というテーマに行きつきました。しょうがい者福祉とか、児童福祉とかももちろん重要ですが、もっと広い意味で、みんなが幸せになれる福祉システムについて、勉強してみたかったのです。
懐が広い学部だから、自由に、好きに学ぶことができる
私が入学したコミュニティ福祉学部ですが、学問領域が多岐にわたることもあり、1年次のころは内容について難しいと感じることもありました。しかし年次を重ねるごとにだんだんと理解できるようになりました。要するにとても懐の深い学問であり、1つの事柄についても様々な解釈があるのだと。そう気づいてからは、この学部の特性をそのまま受け入れ、好きに学べるようになりました。なかでも特に日本社会における子育て支援に興味を持ち、海外などと比較しながら集中して勉強しました。コミュニティ福祉学部の場合、卒論を書かなくても卒業できるのですが、これまでの学びや経験を体系化したくて自発的に卒論を書きました。誰に命令されたわけでもなく、自分の意志でまとめただけあって、熱のこもったいい卒論に仕上がったと自負しています。
コミュニティ福祉学部は学生の満足度NO.1
これはある先生に聞いたのですが、コミュニティ福祉学部は、立教大学でも学生の満足度がNO.1の学部だそうです。その理由はおそらく、人と人との距離が近いことに関係しているのではないでしょうか。というのも、先生も学生もみんなしっかりと“福祉マインド”を持っていて、優しくて心が温かい人が多いのです。大学生活では、私自身いろいろと悩んだこともあったのですが、その時も周りのみんなが相談に乗ってくれ、全力で支えてくれました。また1年次に心から尊敬できる先生と出会えたことも大きかったです。もうその先生のもとで学ぶために立教大学に入学したのではないかと感じたほどです。結局のところ、大学生活はどういう人と出会い、どういう人に囲まれるかで満足度が変わるのだと思います。
仕事を通じて子育て支援の重要性を発信したい
勉強する中で特に身近な問題である日本の子育てについて考えたのですが、子育てはやはり周りの人たちのバックアップ無しでは無理だと思います。しかし日本は子育て支援に対して国任せの部分がかなり大きく、法律や制度など、政策を作ることにばかり懸命になっています。ただ、果たしてそれができたからといってすぐに子育てしやすい社会ができるかというと、そういうわけではありません。世界的に見れば、日本は比較的子育て支援が充実している部類に入るといわれていますが、現実は、まだまだ職場で育休などが取りづらい雰囲気があったりしています。結局、民間の力を高めないと、子育て支援の精神や価値観は、一般生活者にまで浸透しないと思います。今後は、大学で学んだことを活かしながら、仕事を通じて子育てサポートの重要性を発信していきたいですね。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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