構想の概要と育成する人材像国際化への取り組み

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立教大学は、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(グローバル化牽引型)」に採択されました。
これは、徹底した国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することにより、日本の大学の国際競争力を向上することを目的として、2014年度より実施されるものです。
本学は、150年以上に及ぶリベラルアーツ教育や先進的なリーダーシップ教育といったオンリーワンの取り組みをさらに高めていき、欧米のリベラルアーツ大学との対話を通じた 世界水準の教育システムを構築することで、日本の大学の国際化を牽引する創造性、展開性、自己変革力のある大学を目指します。

構想の概要

日本の大学の国際化を牽引する創造性、展開性、自己変革力のある大学

改革の柱となるのは、「カリキュラム」の改革、「学生の意識」の改革、「ガバナンス」の改革です。
2014年5月に公表した本学の国際化戦略「Rikkyo Global 24」に示した24の方策を基盤として、この3つの改革を実践していきます。

「カリキュラム」の改革

アジアでトップレベルの「グローバル人材育成・高等教育センター」として機能
  • 「グローバル教養副専攻」の開設
  • 「グローバル・リベラルアーツプログラム(GLAP)」の開設
  • 英語コースとダブル・ディグリー・プログラムの拡充
  • 英語による国際連携大学院プログラムの実施
  • リベラルアーツコンソーシアムの構築

「学生の意識」の改革

持続的・加速的なグローバル人材育成を可能とする「学生の意識」の改革
  • 全1年次生が「学びの技法」「学びの精神」を修得
  • 正課授業に加え、正課外活動へもリーダーシップ・プログラムを拡大
  • 海外プログラム等正課外教育の拡充
  • 全学生を対象とする異文化交流環境の充実

「ガバナンス」の改革

グローバル人材育成を大学全体で持続的かつ効果的に推進することができる「大学組織」の構築と、大学全体のインフラ整備
  • 総長のリーダーシップを発揮できる組織・制度の確立
  • 教員、職員とも、優れた人材を登用できる人事制度の改革
  • 国際的に通用するカリキュラム体系、厳格な成績評価、4学期制の導入
  • グローバル人材としての素養を持つ志願者を募るための入試改革
  • 中退率、卒業率、卒業生の進路および構想の進捗状況などの教育情報を公開

育成する人材像

「専門性に立つグローバル教養人」の育成

立教大学では、「専門性に立つグローバル教養人」の育成を目指しています。それは、グローバルな課題と社会的要請に対応し、広い視野に立って課題を発見・解決できる能力を持つ人材です。リベラルアーツ教育を基盤とし、立教大学が独自に開発した「新しい」リーダーシップ教育を全学的に展開することにより、「自ら考え(=思考力)、行動し(=変革力)、世界と共に生きる(=共感・協働力)」ことのできる「新しい」グローバルリーダーを輩出していきます。

国際化に対応した入試制度の導入

立教大学の志願者は毎年6~7万人程度。本学の取り組みが、10年間で60~70万人の志願者にも少なからぬインパクトを与えることになり、中学校や高等学校などの中等教育機関の国際化にも貢献します。

専門性に立つグローバル教養人

欧米のリベラルアーツ大学との対話を通じた世界水準の教育システムを構築しながら、日本の大学の国際化を牽引する先端的な取り組みに挑戦し、高等教育の国際化に貢献します。

変革力 人、情報、文化、価値観などが国境を越えて流動化している社会に柔軟に対応し、新しい仕組みを生み出していく力を養います。
共感力・協働力 豊かなコミュニケーション力を基礎とし、異なる文化・習慣を持つ人々と共に課題を解決していく力を養います。
思考力 環境問題、民族・宗教紛争などの地球規模の困難な課題に正面から向き合い問題の本質を理論的に解明する力を養います。

「自ら考え、行動し、世界と共に生きる」新しいグローバルリーダーの排出

全ての卒業生が社会全体のグローバル化に貢献します。
その数は10年間でのべ4万人、うち2万人の女性グローバルリーダーを社会に送り出すことになります。

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